• DIABOLI - Anthems Of Sorrow (CD)



フィンランド産 PRIMITIVE BLACK METALバンド。1998年作で2000年にリリース。
恐らく3rdフルレンス。普段はPETE氏の独りバンドのようだが
本作ではGRIMN'Rという方がVoをとられており現在はこのGRIMN'R氏は
既にお亡くなりになられているようだ。詳しいことは分からないけど
オフィシャル見ると2001年に自殺で他界されているようです。R.I.P(´・ω・)
ちなみにPETE氏も殺人未遂で1999年から服役していたけど2002年に出所し現在も
音楽活動を続けてまつ。


ジャケットの世界をそのまま音にしたかのような音楽でモノクロの
寒々しく邪悪な世界が延々と広がっている。
文字通り原初のノルウェジアン スタイルのブラックメタルをプレイしていて
BURZUMやDARKTHRONEなんかの王道スタイルを渋ーく貫いてるお。
(あくまでも手法のことで決して真似事という訳ではないので悪しからず)
とにかくアルバム1枚を一貫して常に取り巻く寒々しさと邪悪さが素敵。
地味といえば地味なのだが聞いているうちにジワジワと体の芯に
冷たい哀愁や孤独感、そして邪悪さが浸透してくる。
希望の光や色は一切なく、ただただ寒々しい灰色の世界が続く感じ
亡くなったGRIMN'R氏のVoも搾り出す様な喚き型で楽曲にマッチしていて素敵だ。
まあ基本はミドルでもファストでもリフレイン多用なので上記バンドの王道スタイルが
地味に感じて退屈な人には絶対に向かない音源かと。
個人的にはかなりお気に入りの1枚でなにかと引っ張り出して聞いてしまう。